こんなブログを日々書いている僕はほぼ無職なんですが、だから周囲に「この無職野郎!まじめに働け!」とか言われても「働きたくないでござる!」と流浪人ぶってます。
ホントは糾弾されるのがつらいので、なるべく人と会わないようにして生きてます。無職にやさしい社会なんてありませんからね!
今回の話題は、無職の男性に「この無職が!」と暴言を吐いたことで名誉棄損であると訴えられた人の話です。
>名誉棄損の疑いで逮捕されたのは、登米市に住む76歳の無職の女と東京都に住む74歳の無職の女、それに、自営業の47歳の男の3人です。
>警察によりますと、3人は今年7月27日、登米市内のスーパーマーケットの駐車場で県北部に住む40代の男性に対し
「働きもしないで、プー太郎男」
「お前たち泥棒なんだよ」
などと言い、男性の名誉を棄損した疑いがもたれています
>男性と逮捕された3人は以前からの顔見知りで男性が、刑事告訴したことから警察が捜査を進めその結果、逮捕に至りました。
これはひどい。スーパーの駐車場なんて、往来の激しいところでプー太郎だの、泥棒と責められるなんて、関係ない普通の客も聞いてるでしょうに。
年金暮らしの婆さんに同年代のバリバリ働いてるであろうオッサン、3人がかりで責められるの辛すぎ。これを書いている時点で共感性羞恥を感じちゃう。いくら顔見知りでも言って良いことと悪いことがあるんだぞ!
>取り調べに対し3人は
「真実を言っただけで名誉を棄損するつもりはなかった」などと容疑を一部否認しています。
この話題を聞いて、被害者男性が無職であるなら、事実なのだから逮捕はおかしいんじゃない?という人もいるけど、法律では
公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。(刑法第二百三十条)
とあるので、事実であっても名誉棄損罪は成立するのであった。
この一件、おそらく40代男性は普段からこの3人にボロクソ言われてたんじゃないかなあ・・・スーパーマーケットの件で我慢の限界に達したのでしょう。それにプー太郎はともかく、泥棒はひどすぎるだろ!
騒動の現場、宮城県登米市といえば石ノ森章太郎の生家のあるところ。仙台牛や米の名産地。
雑にいうと田舎なので、閉鎖的な田舎町で40代無職は相当生きづらそう。世話を焼きたがる老人たちから離れてひっそりと暮らすこともできず、娯楽も少ない町で年金生活者の暇つぶしに罵倒されているであろう(勝手な妄想)この40代男性が不憫で仕方がない!
無職にやさしい社会、ユートピアが誕生するのはいつなんでしょう