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マジックで書いたサイン

日テレでドラマ化された『セクシー田中さん』を巡って原作者の意向、要望を受け入れてもらえず、めちゃくちゃな内容にされた経緯を公表した直後に自殺した漫画家・芦原妃奈子さんの件は、同様に映像化の際、トラブルに巻き込まれたり、出版社である小学館に無礼な態度を取られたと告発する作家のみなさんの叫びでSNSは大騒ぎ。

そんな中、ドラマ、映画化で話題作となった漫画『海猿』の作者、佐藤秀峰がこの波に乗った。

佐藤は映像化を巡って放送したフジテレビと絶縁状態なのだが、その「絶縁」に至るまでの過程がnoteには書かれている。

簡単にいうと映像化について原作者が完全に蚊帳の外に置かれていて、勝手に映像化が決まり、内容についても口が出せない、面倒になった作者が意見を言わずにいるとどんどん勝手に話が決まっていく。しまいには漫画家の際に協力してもらった人物が勝手に原作者を名乗って映像化に口を出すまでに。

出来上がった作品のDVDを送られたが、内容は原作者の納得いくものではなかったことなどから、佐藤は我慢の限界に達して映像化の許可を出さないことに。そうするとこれまで一度も会いに来ず、話もしてくれなかった局プロデューサーがやってきて、話し合いの末お金で解決することに(と書くと下世話な話に聞こえるけど、かなりの意見の交換があったと想像される)。

一度だけ見学にいった撮影現場で、局プロデューサーに紹介された主演俳優(伊藤英明)は撮影前でピリピリしていたせいか

「原作者?しゃべんなきゃダメ?」

と吐き捨てられたという。でもこれ局プロデューサーが悪いよね。もっと余裕のある時に会わせろよ!

このnoteの記事を受けて、伊藤英明は素早くインスタグラムにメッセージを投稿。

https://www.instagram.com/p/C22RZyJyRi3/?hl=ja

それは「約20年前、現場に出向いて下さり佐藤先生に頂いた原画を今も大切にしています。撮影に携わった全員で過ごした時間も作品も自分の宝物です」というもので同時に作者からもらったという直筆のサイン色紙も併せて投稿。さすが芸能人、こういう対応は早いよね。

 

それを受けて佐藤はnoteを更新。

伊藤さんの大人な対応に、自分の未熟さを恥じ入るばかりです」としたが、謎を提示した。

「ところで、イラストに書かれた日付を見ると2005年となっています。
僕が撮影現場を訪れたのは2012年(もしくは2011年?)の一度きりです。
2005年に伊藤さんが会ったという「佐藤先生」とは、一体誰だったのでしょうか。」

一体誰なんだ??

伊藤英明のことなので、またマジックマッシュルームでも決めながら「原作者からもらった」と思い込んでいるサイン色紙とかだったりして!サインも自分で書いて。マジックだからね。

 

※こんなひどいオチにしてますけど、佐藤のnote二件はすごく考えさせられるのできちんと読んだ方がいいですよ。