18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一を決めた2023年の阪神タイガース。11月23日には大阪・神戸で日本一になった阪神タイガースとパ・リーグ3連覇を達成しタイガースと日本シリーズで死闘を演じたオリックス・バファローズの優勝パレードが交互に行われた。
この優勝パレードを巡って一部騒動に。パレード開催のためにクラウドファンディングが実施されたが集まった寄付金の一部を府政の中心にいる大阪維新の会が進める大阪万博に流用しようとしていたり、パレード当日、大阪府職員が強制的にボランティアに参加させられる(しかも交通費出ず、弁当もなしで7時間)ことなどが批判に。
そのことについて当の吉村大阪府知事は問題を考慮することもなく、吉本興業の芸人と「(大阪は)お金ないねんで」と笑えない笑いに変えようとしたことなど、当事者意識がゼロなのでした。
しかも23日は勤労感謝の日。こんな日に無償ボランティアをさせられる府職員よ哀れ。
強制的なボランティアについても様々な議論を呼んでいます。
強制的に2400人をかき集めたボランティアをこき使ってパレードを「成功」と言い張る吉村知事は
「多くの職員は盛り上げたいと思ってボランティアをしている。CFは大成功で反省すべきところは何もない。(批判する人は)ファンや選手の顔を見て批判を続けられるのかなと思う」
などと論点ずらしに必死。職員も残業代が出、食事が提供されるのであれば盛り上げたいと心の底から思うだろう。クラウドファンディングは予定の5億円が集まらず、吉村知事が泣きついた結果、関連企業に4億円も吐き出させてようやく5億円になる、という事態。
吉村知事はいつも口だけで実行能力に乏しいのでこんなことになるわけ。第一批判されているのは阪神やオリックスの選手、関係者の努力に安易にタダ乗りしようとした知事の軽すぎるノリの方であって、最後の最後まで都合よく選手やファンを利用している姿勢を少しは反省しなさいよ。
一方、勤労感謝することなく無給ボランティアさせられた2400人の職員たちは静かな反乱を起こしている。
当日、職員に配られたスタッフジャンパーがメルカリに大量出品されているのだ!
この現実が職員の偽らざる本音ではないでしょうか。
一万円以上するものが次々売れており、強制的にタダ働きさせられた職員の懐が少しでも潤えばいいですね。
普段は「転売反対!転売屋は地獄に落ちろ!」と言って憚らない僕もこういう光の転売はオッケーですよ。
「ジャンパーも配りますから~」
とヘラヘラしていた吉村知事はこれを見てどう思ってるのかな?何とも思ってないでしょうね。彼は税金を中抜きして懐が潤えばそれでいいと思っている人ですから。
金がないなら万博やめときな!