少し前に大阪市が評価額2億2千万以上の美術品を地下駐車場に放り出していたことがあった。市の特別顧問である上山信一郎は言うに事欠いて「デジタルで見られる状況にしておけば、現物は処分してもいい」という始末。ミケランジェロの彫刻をデジタルで3Dデータだけ取ってりゃ、処分してもいい、なんていうか?
大阪市における特別顧問というのは「行政の不祥事は特別に見逃してあげる顧問」という意味らしい。大阪の維新政権は無価値と感じた文化を平気で破壊する連中で、アンコール・ワットを破壊したクメール・ルージュと大して変わらない。
このように価値のあるものを雑に扱っていた話題がこちら
スコットランドの地方議会が1930年に展示しようと考え、5ポンド(約900円)で購入した胸像がなぜか他の道具と一緒に保管庫に放置。
それから時は過ぎ、25年前、地域議員のひとりが保管庫に遭ったこの胸像を発見、胸像は、保管庫のドアストッパーにされていた。
インバーゴードン市議会はこの胸像を国際競売会社のサザビーズに調査してもらうと、胸像は1728年に制作されたフランス人アーティスト、エドメ・ブシャルドンの作品で
「250万ポンド(約4億6000万)以上の価値がある」と評価した。
さっそく市議会は胸像を売却し、利益を市政のために役立てようとしているのだが、美術史関係者らは売却して利益を得ることしか考えていない、国立博物館や国立美術館に貸し出せと意見している。
昔の価値のある創作物がドアストッパー扱いにされてるって、『まちカドまぞく』のごせん像かよ!!
シャミ子や・・・助けておくれ・・・